白瀬の大学生活の記録

大学生活で感じたことをつらつらと。

高校卒業までのこと2~将来の夢

「将来何になればいいのか分からない」と言うと、「何になりたいかではなく、どんな人間になりたいかを考えろ」と言う人がいる。

夢を一度も持てたことがなく、アドバイスを貰ってばかりの私が言うのはおかしな気もするが、私は、このアドバイスは意味がないと思っている。「何になりたい」だろうが「どんな人間になりたい」だろうが、私というひとりの人間を、違う切り口から見ているに過ぎないからだ。

「何になりたい」と「どんな人間になりたい」は本来、「こんな人間になりたいからこれになりたい」という形で繋がっているはずだ。なりたい人間像があるなら、いつか「何になりたいか」も見つかるだろうし、反対に「何になりたいか」が明確なら、その気持ちを掘り下げれば、自分の人間像を通した「それになりたい理由」が分かるだろう。私はそのどちらも分からないままでいる。だから困っているのである。

私は結局、某国立大の工学部応用化学系へ進むことにした。高校の授業では化学が好きだったのと、そこそこの都会にある大学で、かつ実家まで電車やバスで数時間程度で帰れる場所にある大学であったので、今いる大学を選んだ。

この選択も正しかったのかどうか分からない。しかし、正しくないのだとしても、それは「夢がないから選択を間違った」のではない、ということだけは断言できる。

今日はちょっと疲れているので、ここでいったん終わりにしよう。