白瀬の大学生活の記録

大学生活で感じたことをつらつらと。

大学1年生のころ

大学へ進学して、私は高校までの自分とは別人になったと感じている。

別人になる基盤となったものは二つあると考えている。

一人暮らしと、サークル活動である。

この二つが組み合わさったことで、大学1年の私は、好き勝手に、のびのびと楽しく過ごしていた。もっとも、大学2年ではこの二つが私をどん底に突き落とすことになるのだが。

 

まず、一人暮らし。

それまでは何もかもが親の監視下にあった生活が、突然自由になった。

気まぐれにどこかへ出かけて遅く帰っても怒る人はいないし、限度はあれど、ある程度好きなようにお金を使うこともできるようになった。親に知られたら恥ずかしいなとか、親が知ったら心配するだろうな、と思うことも堂々とできるようになった。

親によって抑圧されていたそれまでの生活とは違う、新しい世界が広がっているように感じた。

 

次にサークル活動。

私は大学の、とある音楽系サークルに入部した。

上下関係も練習も比較的ゆるいサークルで、秋と冬に行われる演奏会に向けての活動が主。忙しい時期でも、集まっての練習は週2,3程度。他には月1回程度飲み会があったり、夏休みには合宿があったり。決して派手なサークルではないが、自分のペースに合わせてゆっくりと、演奏を楽しむことのできるサークル。私は大学生活の多くの時間をこのサークルに捧げることとなる。

 

さて、一人暮らしで自由の身となった私は、サークルの先輩に「ご飯へ行こう」と言われれば必ずついていったし、飲み会では毎回、同期と夜通しはしゃぎ回っていた。特別なイベントがなくとも、毎日笑って過ごしていた。誰にも怒られることはない、好きに暴れまわっていいという開放感。余りにも好き勝手している私に、先輩も同期も困っているということに気付かないまま、私にとって幸せな1年が過ぎて行った。